
レーザー肉盛・溶接機の特徴
マイクロスコープで肉盛部を見ながら作業できるため、高度なスキルは不要。短期間のトレーニングで、どなたでも精密肉盛・溶接が可能です。
レーザー光のパルス状スポット照射により、肉盛材料のみを瞬時に溶融し、素材に合金化・堆積するため素材への熱入力が低く歪み、応力が発生しません。
ワークを溶融しないため二番ヒケ(アンダーカット)が発生しません。
肉盛材がワーク表面に合金化・拡散するため密着力が強く、剥離しません。
アルゴンガス等で肉盛部をシールドするため酸化が起きず、良質な肉盛が可能。ピンホール、巣などの欠陥が発生しません。
狭い溝や穴の底面、側面、内面、内角の隅肉への肉盛も可能です。
肉盛量を最小限にコントロールできるため、仕上加工の時間と費用を大きく軽減できます。
一般的なアルゴン溶接で必要な予熱・後熱が不要です。
ワークと同じ素材で肉盛できるため、硬度差が発生しません。また肉盛後のシボ加工、クロムめっき等の表面処理も可能です。
ほとんど全ての鋼素材の他、アルミニウム、銅合金、チタニウム、ステンレス、金などへの
肉盛・溶接および異種金属間の肉盛・溶接も可能です。
レーザー肉盛とアルゴン(TIG)溶接の比較
レーザー肉盛 |
(TIG)溶接 |
■長所
① 操作が簡単
② 熱入力が低い
(歪み、応力、二番ヒケ、酸化がない)
③ 高精度な肉盛・溶接が可能
④ 狭い溝、穴の底面、側面、内角の隅肉への肉盛も可能
⑤ 予熱、後熱が不要
■短所
① 大量に肉盛する際、スピードが遅い |
■長所
① 肉盛スピードが速い
② 下向きの他、立向きの肉盛も可能
■短所
① 熟練を要する
② 熱入力が大きい(歪み・応力が発生)
③ 二番ヒケ(アンダーカット)が発生
④ 余肉大(仕上げに時間と費用がかかる)
⑤ 狭い溝、穴の底面、側面の肉盛が困難
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レーザー肉盛・溶接機の用途
| 金型 |
プラスチック・ゴム・ダイカスト・プレス・ガラス金型等への肉盛 |
| 機械部品 |
各種機械部品の摩耗部、キズ、ピンホール、加工ミス部等への肉盛 |
| 溶接不良 |
アルゴン(TIG)溶接で発生した二番ヒケ(アンダーカット)、
ピンホールの肉盛補修 |
| 精密部品 |
各種電子部品、センサー、コネクター等の微細な箇所への肉盛・溶接 |
| 異種金属 |
異種金属間の肉盛・溶接 |
| 薄板金属 |
薄板金属への肉盛・溶接 |
| 医療分野 |
宝飾品、貴金属、時計、メガネ等への肉盛・溶接 |
| 宝 飾 品 |
宝飾品、貴金属、時計、メガネ等への肉盛・溶接 |
| マーキング |
金型、機械部品等へのマーキングおよび刻印、文字消し肉盛 |
| 表面処理 |
溶射、めっき、TD処理等の表面処理の部分補修 |