入れ子金型とは?金型改造に使われる理由
入れ子金型とは、母型の中にセットする“交換可能なパーツ”で、金型の形状変更や補修の際に非常に役立ちます。
入れ子が選ばれる理由
- 母型を削らずに形状変更できる
- 摩耗・欠けの部分だけ交換・再生できる
- 段取り替えが大幅に短縮できる
- コストを抑えて金型寿命を伸ばせる
当社の金型の修理依頼の多くが「入れ子部分の摩耗・欠け・寸法不良」です。
母型のダメージに比べ、入れ子の修理はスピーディに対応できます。

入れ子金型を使った形状変更の方法
金型改造を効率化する入れ子活用法は、主に次の3つです。
1. 形状追加・形状修正
入れ子を再制作・加工することで、寸法変更や形状追加に対応できます。
- 寸法の微調整
- リブ追加
- アンダーカット調整
母型を触らないため、リスクが少ないのがメリット。
2. 差し替えによる段取り替え
複数形状の入れ子を用意しておけば、差し替えるだけで製品形状の変更が可能。
- 仕様違い
- モデルチェンジ品
- 多品種少量生産
などに強い構造です。
3. 入れ子単体での補修・再生
摩耗や欠けが出ても、入れ子単位で修理できます。
当社では、レーザー溶接・アルゴン溶接により精密肉盛り → 研磨 → 形状復元(±数ミクロンの調整)までワンストップで対応可能です。
段取り替えを効率化するポイント
入れ子管理を徹底
図番・寸法差分・ロット履歴を明確化し、入れ違いを防止。
段取り手順を標準化
- セット方向
- クランプ位置
- トルク管理
などを統一
予備入れ子の準備
摩耗しやすい部品は 予備入れ子 を用意しておくと、ライン停止を防げます。
入れ子金型で改造する際の注意点
- 母型との嵌合精度が悪いと寸法不良につながる
- 摩耗が進んだ状態で放置すると母型側も損傷する
- 過度な形状変更は入れ子だけでは対応できない場合あり
当社では、入れ子で対応できるか/母型修理が必要かの判断も可能です。

エムテックエンジニアリングが選ばれる理由
金型メーカーではなく金型修理・溶接に特化したエムテックエンジニアリングは、入れ子部分の摩耗・欠け・寸法不良に最適な補修方法を提案できます。
エムテックエンジニアリングの強み
- レーザー溶接・アルゴン溶接による高精度補修
- 大型金型にも対応できる高崎工場
- 入れ子単位の再生加工が得意
- 短納期での細かな肉盛り・形状復元が可能
- 金型の状態に合わせた「交換/補修」判断ができる

入れ子金型を活用して、金型改造を効率化しよう
入れ子金型を使った改造は、 以下のような現場の課題に最適です。
- コストを抑えたい
- ダウンタイムを短縮したい
- 母型を損傷させたくない
エムテックエンジニアリングは、入れ子金型の交換・再生・肉盛り溶接までワンストップで対応し、「まず修理できるか」 の相談から受け付けています。
入れ子金型の摩耗・欠け・寸法不良でお困りなら、お気軽にご相談ください。
記事監修

南 恭宏
役職
代表取締役 / 精密溶接技術統括責任者
専門分野
精密溶接、金型修理・製作、金属加工全般
「困りごとを解決する溶接屋でありたい」という信念のもと、現場で培った実践的な技術とトラブル解決のノウハウを惜しみなく指導。受講者に寄り添いながら、技術と人間力の両面から成長を支えます。